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openSUSE と Android スマートフォンをつないで USB テザリング

openSUSE Advent Calender の 16日目です。今日は小ネタです。

スマートフォンを通してインターネットに接続するテザリングをするとき、一般的には Wi-Fi を使ってスマートフォンと PC を接続することが多いのではないかと思います。

実はUSBケーブルで接続してテザリングをすることもできます。充電・電源供給しながら使用することができるので、長時間使うときには便利です。

Android のスマートフォンであれば、どの機種でも簡単にできます。USB ケーブルで接続し、スマートフォン側のネットワークの設定で USB テザリングを有効にすれば、特にパッケージ等のインストールをすることなくつながります。

Network Manager では、1番目に Type-C で接続した有線LANアダプタがあるため、スマートフォンは「Wired connection 2」として設定されました。

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openSUSEでパッケージをインストールする3つの方法

この記事はopenSUSE Advent Calendar 2019の13日目です。

今回は、openSUSEでパッケージをインストールする3つのメジャーな方法を紹介させて頂きます。

  • YaSTの「ソフトウエア管理」からインストール
  • コンソールからzypperコマンドでインストール
  • Webサイトから1-clickインストール

YaSTの「ソフトウエア管理」からインストール

簡単設定ツールYaSTの「ソフトウェア管理」で、パッケージをインストールしたりアップグレードしたりできます。YaSTは、左下のアプリケーションランチャーから、「アプリケーション > 設定 > 管理者設定(YaST)」で起動できます。

起動したら、「ソフトウエア管理」を選びましょう。リポジトリ情報などを取得した後、管理画面が開きます。

YaSTのメニュー
ソフトウエア管理でpodmanを検索

左上の場所にパッケージ名を入力して、「検索」をクリックすれば、右側に一覧が表示されます。インストールしたいパッケージを選択して、右下の「了解」をクリックしましょう。

コンソールからzypperコマンドでインストール

コマンド「zypper 」で、パッケージ管理ができます。パッケージを検索したい時は以下のコマンドです。

$ zypper se [検索したいパッケージ名]

seはsearchのseです。searchとフルでタイプしても大丈夫です。該当するパッケージがあれば、一覧が表示されます。

リポジトリのデータを読み込んでいます…
インストール済みのパッケージを読み込んでいます…

S  | 名前                   | 概要                                                                  | 種類             
—+————————+———————————————————————–+—————–
  | podman                 | Daemon-less container engine for managing containers, pods and images | ソースパッケージ
i+ | podman                 | Daemon-less container engine for managing containers, pods and images | パッケージ       
i  | podman-cni-config      | Basic CNI configuration for podman                                    | パッケージ       
  | python-podman          | A library to interact with a Podman server                            | ソースパッケージ
  | python-podman-compose  | A script to run docker-compose using podman                           | ソースパッケージ
  | python2-podman         | A library to interact with a Podman server                            | パッケージ       
  | python3-podman         | A library to interact with a Podman server                            | パッケージ       
  | python3-podman-compose | A script to run docker-compose using podman                           | パッケージ  

上記は「podman」で検索してみた例です。(折り返してしまっているので見にくくてすみません。)

ちなみに、左端の「i」がインストールされているという意味で、「i+」は、ユーザーが選んでインストールしたパッケージ、という意味です。

目当てのパッケージが見つかったら、インストールは以下のコマンドです。

$ zypper in [インストールしたいパッケージ]

inはinstallの略です。フルでinstallとタイプしても大丈夫です。

そうすると、同時にインストールすることが推奨されるパッケージや利用予定ディスク容量などが表示され、インストールするかを聞かれますので、Y(Yes)で答えればインストールです。なお、root権限が必要ですので、一般ユーザーの場合はsudoで実行するなどしましょう。

Webサイトから1-clickインストール

openSUSEにはソフトウェアサイトがあり、コミュニティ作成のパッケージや、実験的なパッケージをインストールすることもできます。(もちろん、自己責任となりますのでご注意ください。)

ソフトウェアサイトのトップページ

左側でディストリビューションを選べますので、希望のものを選びます。今ですと、Leap15.1になるでしょう。それからパッケージ名を検索します。そうすると、各パッケージのページに行くことができます。

podmanのパッケージのページ

ここから「直接インストール」を選択します。

あるいは、下部に利用可能な各ディストリビューションのコミュニティ作成パッケージや実験的パッケージが表示されますので、希望のものをえらび「1-クリックインストール」をクリックします。

podmanのleap15.1のパッケージ例

追加のリポジトリが必要な場合は、それを設定するか確認されます。「ちゃんと、変更内容わかってる?」と、かなり念を押してくれます。

まとめ

どの方法でも、zypperで操作できるパッケージ管理の配下に入っていきます。ですので、WebサイトからインストールしたものをYaSTで確認、などもできます。気になるパッケージもこれで手に入りますね。なお、Webサイトからですと実験的なものなども見れますので、他の方法で見つからない場合は覗いてみるのもアリだと思います。(くどいようですが、自己責任ですので・・)

  • リポジトリとパッケージの関係をとりまとめてブログに書きたい
  • libzyppとzypperとYaSTの関係図を書けるようになりたい
  • なんなら、zypperのソースを読んでみたい

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Noto Sans CJK JPと、Noto Sans JPの違い

この記事はopenSUSE Advent Calendar 2019の11日目です。

さて、今回は豆知識です。

この間 Cross Distro Developers Campの秋の合宿に参加したのですが(レポートは17日に書きます)、この時に以下の豆知識を教わりました。

Noto Sans CJK JP

C(Chinese)、J(Japanese)、K(Korean)の全てが入っているフォントで、その中でJapaneseを優先的に表示するようになっているのだとか。

Noto Sans JP

JaPaneseのみのフォントが入っている。容量はもちろんCJKよりも小さい。

まとめ

もちろん、アルファベットは両方に入っています。openSUSEではデフォルトでNoto Sans JPが使われているようですね。

合宿では、フォントの形?をグリフと呼ぶ、とか、表示されるフォントの優先順位を決めているfontconfigというユーティリティがあるが、この使い方が難しい、だとか、色々とお話を聴かせて頂きました。また、どちらを使うかがディストリビューションによって違ったりするので、名前が一致しなくて、文書がきちんと表示できない、なんてこともあるとか。

このあたりのお話や情報も、まとめて、正しい知識にしたいと思っています。

なお、22日はftakeさんのフォントに関するお話です。(この記事にミス等あれば、ご指摘して頂けますでしょう)

明日は最近DNSの申し子になっているemaxserさんの記事です。どうぞお楽しみに!