Sun, Dec 03, 2023
ALPでYaSTを使ってみる (コンソール版)
ALP (Adaptive Linux Platform)は、SUSEとopenSUSEで開発している次世代OSのベースです。イミュータブルで軽量な仕様となっています。
この冬発売のGeeko MagazineにインストールとCockpitというブラウザから管理できるアプリの体験記を書いていますので、ぜひ皆さん試してみてください。
さて、今回はその次のお話として、インストール後のALPでYaSTを動かしてみます。
方法はALPのドキュメント(英語)に書いてあります。コンソール版とX版があるので、今回はコンソール版、次回はX版を動かしてみます。
さっそく体験してみます。ホストとの密接な連携が必要なコンテナはワークロードが実装された状態でイメージとなっています。まずはどのイメージを使うかを探します。
# podman search yast-mgmt-ncurses
すると、ドキュメントにある以下のイメージを発見できます。
registry.opensuse.org/suse/alp/workloads/tumbleweed_containerfiles/suse/alp/workloads/yast-mgmt-ncurses
では、実際に動かしてみましょう。ワークロードのコンテナはインストールの段階を踏むことがあるのですが、このコンテナはすぐ実行することができます。
# podman container runlabel run \ registry.opensuse.org/suse/alp/workloads/tumbleweed_containerfiles/suse/alp/workloads/yast-mgmt-ncurses:latest
無事起動しました。
メニューも実行することができました。これでシステム管理が楽になりますね。
Tue, Nov 28, 2023
openSUSEの GlusterFS は オプション指定しないと IPv4 で繋がらない
openSUSE 15.5 で試したのですが、GlusterFS の中の glusterd は peer との通信にデフォルトで IPv6 で通信しています。 /etc/hosts に IPv4 アドレスでホスト名を指定してもそこを見ません。
IPv4 で通信させるためには、 /etc/glusterfs/glsuterd.vol に
option transport.listen-backlog 1024
と言う行を追加する必要があります。
Sun, Nov 05, 2023
openSUSE.Asia Summit 2023 に行ってきた
10月25日、26日に中国の重慶で開催された openSUSE.Asia Summit 2023 に参加してきました。openSUSE.Asia Summit は2014年から、ほぼ毎年開催してきましたが、2020年は中止、2021年はオンライン、2022年はオンラインとサテライト開催(台北、ジャカルタ、東京)でしたので、会場に集まっての開催は実に4年ぶりとなります。
中国の重慶には、大学の学生を中心とした強い OSS コミュニティがあります。サービスを企画して運用するような大学のサークル活動もあるそうです。openSUSE.Asia Summit 開催は(記憶によると)2回目の挑戦で初開催です。会場は重庆邮电大学(重慶郵電大学、Chongqing University of Posts and Telecommunications)でした。会場には約200人が集まりました。
基調講演は openSUSE Board から Patrick が Geeko Foundation について発表しました。これまで、openSUSEには資金面での受け皿がなく、寄付等を受け取ることができませんでした。この問題を解決するために、資金団体を立ち上げる計画が進められていましたが、今年、設立に至りました。
こちらは、RISC-V アーキテクチャの CPU ボードシリーズ Milk-V のデモ。人気があって入手困難という話を小江戸らぐで聞いたことがありました。うまく動かなかったらしく、ワークショップ中になにやらデバッグ中の風景です。
インドネシアの Edwin は、ダウンロードを改善するためにインドネシアに設置したリポジトリのミラーサーバについて発表しました。月間20TBを捌いているのですが、皮肉なことにトラフィックの多くは中国からになってしまっているそうです。現在は openSUSE の公式リポジトリも CDN を使ってリポジトリへのアクセスを改善しようとしています。しかし、こちらは(費用面の問題からだと思いますが)小さなファイルの配布にのみ使用しており、引き続きこのミラーサーバーは必要になるとのことでした。
昼ご飯はみんなで大学の近くの食堂へ。
ローカルな食べ物をみんなで囲いました。ローカルの料理を選んでくれたのか、いくつか辛い料理がありました。麻婆豆腐は会社近くの中華料理屋の四川風麻婆豆腐のほうが辛かったです。
私の発表は午後最初の枠でした。ODC などでも話している xdg-autostart-generator の話です。Leap 15.5での解決は間に合わなかったものの、このタイトル。
集合写真
夜はボランティア、発表者とともに懇親会へ。ちょっと豪華な地元料理です。ボランティアは情報系の学生だけではなく、語学系の学生も多く駆り出されていました。この懇親会では、日本のアニメが好きという学生と一緒にご飯を食べました。
カンファレンスツアー
今年のカンファレンスツアーは重慶の中心部から2時間ほど離れた、大足石刻を見に行きました。地獄の図、天国の図、千手観音とどれもスケールの大きい仏像ですが、なんと、どれも崖の岩を直接掘って作られています。
こちらは地獄の図
こちらは天国の図
この千手観音も崖を掘って作られています。
晩御飯は重慶名物の火鍋!磁器口とよばれる古い町並みを再現した観光地の外れにひっそりと佇む、隠れ家的な火鍋レストランでの夕食でした。
辛い方は一番辛くない設定にしてあったそうですが、辛かったです。具材はほとんどホルモンでした。癖の強いものは辛い方に入れないと美味しく食べられないそうです。
重慶ってどんな場所?
場所と地形
重慶は中国のほぼ中央の内陸部にある都市です。2023年10月時点では、COVID-19 以降の制限が解除されきっておらず、日本からの直行便は大阪からに限られており、北京や上海を経由して8時間程度で行くことができます。
大きな地図を表示
街の中心部は長江と嘉陵江という大きな合流地点にあります。大きな川沿いなので、広大な平地かというとそうではなく、高い丘や山に囲まれた谷になっています。このような場所に、3千万もの人が住んでいるということで、山沿いに高層ビル、タワマンが並ぶ姿は写真では伝わらない凄さです。
当然ですが、川沿いから内陸側に徒歩で行こうものなら、ものすごい階段を登る必要があります。エスカレーターやエレベーターはありません。
買い物、食べ物
町中にはいたるところにコンビニがあります。よく見かけるのはローソンとセブンイレブンです。日本や北京に比べると、かなり店舗は小さめですが、食料品を中心に馴染みのあるものが並んでいます。
朝ご飯はホテルと同じ建物にある飲食店を使いました。カウンター席4席のワンタンと小麺(ラーメン)屋では 100 g のワンタンスープが約220円で、これで十分お腹いっぱいになります。
観光地だとちょっと高いです。麻婆茄子丼は約500円でした。
困るのが注文です。簡単な英語も伝わりません。写真つきのメニューがあって、指差しができれば良いのですが、それもない場合は困ります。メニューはなんとなく何かは漢字から想像が付きます。あるお店では、何が聞かれているのか分からなかったところ、「熱」「冷」のように書いてくれました(漢字が読めることがよく分かったな)。もちろん Google 翻訳も役立ちます。
ちなみに、支払いは基本 QR コード決済です。現金も当然使えますが、お釣りがなくて困ることがあるようです。今年から Alipay に日本のクレジットカードが登録できるようになったので、気軽に使えました。カードのせいか、最初の1回だけうまく決済できず焦りましたが、カードを変えて以降は大丈夫でした。
パンダ
本場とあって、重慶動物園にはたくさんのパンダがいます。そして大人気。動き回っている子のまわりには、人だかりができていました。ほとんどの子は昼前にも関わらず、気持ち良さそうにぐっすり。ちょっと酔っ払いみたいです。
夜景
川沿いはライトアップされ、夜景がきれいです。観光船も運行しています。
ロープウェイにも乗ってみました(写真なし)。橋が開通して、地下鉄が通るようになるまでは移動手段として使われていたそうですが、今はすっかり観光用です。
ホテルの近くには、洪崖洞とよばれる、崖沿いにホテルやレストランなどが集まった商業施設があります。これまた豪華なライトアップで、多くの観光客が押し寄せていました。
交通
市の中心部は地下鉄やモノレールが張り巡らされており、近距離であれば、1回40円程度で移動できます。もちろん支払いは Alipay です。Alipay で発行できる公共交通機関専用の QR コードを使って乗降できます。
歴史はとても浅く、このあとに紹介するモノレールの2号線の開業が最も古く2005年、路線のほとんどは2010年代になってからの開業で、どれも設備が新しいです。
中でも有名なのが、この李子坝 (Liziba) 駅。マンションの中を線路が貫いています。観光スポットになっており、駅前では多くの人がカメラを構えていました。
来年の開催は?
開催地の公募はこれからですが、早速、インドネシアチームが手を挙げています。少しでも興味のある方は、ぜひなんらかの発表を用意して参加してみてください。
Sun, Jul 30, 2023
Geeko Magazine Special Edition 2023夏
コミックマーケットC102に出展します。スペースは 2日目 西地区 か-09a です。
今回からは午後入場券の当日販売がありますので、参加しやすくなったかと思います。周囲には Linux をはじめとした技術系同人誌を扱うサークルが多数集まっていますので、ぜひお越しください。
Webカタログでは見本誌を公開しています。
Sun, Jul 09, 2023
openSUSE.Asia Summit 2023 発表提案募集
※訳者注:セッションは英語か中国語での発表となります。また、英語版の告知より日にちが経っています。
本日、openSUSE.Asia Summit 2023 の発表提案募集を告知できることをうれしく思います。openSUSE.Asia Summitの実行委員は、様々な活動背景や様々なオープンソースソフトウェアの推進者のスピーカーを探しています。 openSUSE.Asia Summitは毎年アジアでオープンソースソフトウェアを使うことを推進するために企画されており、openSUSEコミュニティ(コントリビューターとユーザーの両方)にその価値を認められているイベントです。昨年のアジアサミットに引き続き、9回目の開催となる openSUSE.Asia Summit 2023 は openSUSE重慶チームによって、10月末に開催されます。発表者はopenSUSE Travel Support Program(TSP)を受ける権利があります。中国では無いところにお住まいでもイベントへの参加をぜひ検討してください。
過去のAsia Summitはインドネシア、中国、台湾、日本、韓国、インドなどから多くの方が参加しました。
トピック
openSUSE.Asia Summit 2023は、openSUSEに関連するトピックや、次のようなトピックを募集しますークラウド、仮想化、コンテナ、コンテナオーケストレーション、Linuxデスクトップ環境やソフトウェアなど。なぜならopenSUSEは様々なFLOSSプロダクトを集めたものだからです。トピックの例は次のようなものですが、これらに限らなくても大丈夫です。
- openSUSE(Leap、Tumbleweed、Open Build Service、openQA、YaST)
- openSUSE Kubic & MicroOS、クラウド、仮想化、コンテテやコンテナオーケストレーション
- 組み込みやIoT
- セキュリティ(アクセス制御、暗号化、脆弱性マネジメント)
- デスクトップ環境やソフトウェア(GNOME、KDE、XFCE)
- オフィススイート、グラフィックスソフト、マルチメディア(LibreOffice、Calligra、GIMP、Inkscape)
- 多言語対応(インプットメソッド、翻訳)
- openSUSEで動いているその他のソフトウェア
技術的では無いトピックを歓迎していることにも注目してください。例えば以下のようなトピックです。
- FLOSS技術の解説
- 開発、品質保証、翻訳
- Tips & Tricks、体験談(成功、失敗問わず)、ベストプラクティス
- マーケティング、コミュニティマネジメント
- コンピューターサイエンス
- 教育
セッションの種類
これらの4種類の発表提案を募集しています。
- ワークショップ(120分+Q&A)
- プレゼンテーションを使ったロングトーク(60分+Q&A)
- プレゼンテーション有り/無しどちらでもよしとする、ショートトーク(30分+Q&A)
- ライトニングトーク(15分以下)
スケジュール
- 締切:2023年8月20日(日)
- 採用通知:2023年8月28日の週
- カンファレンス:2023年10月21日(土)〜10月23日(月)
発表提案の登録方法
イベントページに発表提案を登録してください。
- 発表提案は英語で書いて下さい。また、適切なタイトルと共に、150〜500字の長さでお願いします。
- 発表は英語か中国語が使えます。スライドは英語でお願いします。
- 登録前にスペルチェックや文法チェックを行うようお願いします。 LibreOffice Language tools や、Grammarly が使えます。
- プロフィールの経歴も評価対象になります。ご自身の活動内容・背景を忘れずに記載して下さい。
- openSUSE Conference code of Conduct に従って下さい。発表提案の登録成功後、詳細を入力するフォームのリンクが送付されます。
発表提案作成ガイド
発表提案がトピックに関するものや関連するものであることを明確にしてください
例えば、セキュリティやデスクトップアプリケーションに関するトークの場合、アプリケーションのインストールから始まると良いでしょう。
発表提案がそうである理由を含めて下さい
理由として次のようなものが含まれるでしょう
- アプリケーション/技術/ソリューションに必要とされている
- 提案されているソリューションの展望
- 想定聴者(初心者、貢献者)の学習
もし発表提案の書き方やプレゼンテーションの準備に不明な所や確認したい所があれば、お気軽にソーシャルメディアでローカルチームに連絡したり、運営委員に質問したりしてください。
運営委員連絡先
プログラムに関するご質問などは次のメールアドレスにお問い合わせ下さい。
opensuseasia-summit@googlegroups.com
それでは、openSUSE.Asia Summit 2023でお会いできることを楽しみにしています。
Sat, Jun 03, 2023
openSUSE.Asia Summit 2023 ロゴコンテスト
openSUSE.Asia Summit 2023 ロゴコンテスト
英語原文はこちら
※訳者注:4年ぶりとなるopenSUSE.Asia Summitの現地開催は中国の重慶に決まりました。ロゴは言語を超えてコントリビュート出来る素敵な分野だと思いますので、ぜひ皆さん応募してください。
私達はopenSUSE.Asia Summit 2023のロゴコンテストを開始します。ロゴはサミットの成功に必要不可欠な要素です。ご存知の通り、過去のopenSUSE.Asia Summitには、サミットが開催された地域・コミュニティを反映したユニークなロゴがあります。今年も前例に習って今年のサミットに相応しいロゴを集めるためにロゴコンテストを開催します。今年のopenSUSE.Asia Summitは、中国の重慶市で開催されます。詳細はこちらを参照してください。
コンテストは現在開催されていて、2023年7月16日が締切となります。最優秀作品の作者には運営委員から感謝の気持ちとして「Geeko Mystery Box(なにが入っているかはお楽しみ)」を送らせて頂きます。
締切:2023年7月16日
最優秀作品発表:7月24日の週
ロゴコンテスト募集要項:
- ロゴは CC-BY-SA 4.0 ライセンスに準拠する事とします。また、openSUSE.Asia Summit 2023においてあなたの作品をロゴとして使用する場合、帰属【attribution(BY)-著作権者の表示】なく使用出来る事とします。帰属(著作権者の表示)はサミットのウェブサイトで行います。
- ロゴはオリジナルである事とし、第三者の制作物を含む等、上記の著作権者の表示の特別条項付きCC-BY-SA 4.0 に抵触してはいけません。
- モノクロとカラーフォーマットの両方を必ず提出してください。
- SVGフォーマットで提出してください。
- デザインはアジアのopenSUSEコミュニティを反映するものにしてください。
- ロゴは以下の項目を避けるよう、厳重な注意を払って下さい。
- 何れかのブランド名や商標、及びそれらを連想させるもの
- 不適切な表現、攻撃的な表現、ヘイト表現、苦痛を与える表現、中傷的な表現、他人の名誉を毀損するような表現
- 性的に露骨であったり挑発的であったりする表現
- 暴力や武器を連想させるような表現
- アルコール、煙草、ドラッグの使用を連想させるような表現
- 人種、ジェンダー、信仰、国籍、身体障害、性的指向、年齢に関する差別表現
- グループや個人に対する、偏見、人種差別、中傷、及び何らかの害を与えるような表現
- 宗教、信条、国家主義を連想させるような表現
- ロゴは、「openSUSEプロジェクトトレードマークガイドライン」に従ってください。
- ブランディングガイドライン はロゴのデザインに役立ちます(オプション)。
提出方法:以下の内容と共にデザインをopensuseasia-summit@googlegroups.comに送信してください
- 件名:openSUSE.Asia Summit 2023 Logo Design – [お名前]
- 連絡先のお名前とメールアドレス
- 設計の理念に関する文書(txtまたはpdf)
- SVGフォーマットのベクターファイル(SVGフォーマットであることを確認してください)
- 添付のビットマップ サイズ:256×256 px以上、PNGフォーマット
- ファイルサイズ 512 KB未満
openSUSE.Asia Summit 実行委員は、ロゴがすべての要件を満たしていることを条件として、ロゴを決定します。最終的な決定はopenSUSE.Asia Summit 実行委員が行い、それは最高スコアのデザインではない場合もあります。作成者には、Inkscape を使用することをお勧めします。Inkscapeは、あらゆる種類のデザインのための、強力でフリーでオープンソースのベクトルグラフィックツールです。
Wed, May 31, 2023
powertoys 0.70.0 さん、Ctrl+Spaceを横取りしてしまう
openSUSE にログインする時は、ほとんどWindows マシンから Teraterm を使っています。編集はほとんど emacs です。しかし、ある日から突然、emacs の編集ができなくなってしまいました。 Ctrl+Space を入力しても set-mark-command が聞かなくなってしまったのです。
いろいろ調べて見たら原因が分かりました。最近バージョンアップした powertoys 0.70.0 が Ctrl+Space を横取りしていたのですね。
幸いにも、このキーバインディングは変更可能でした。そこで、まず使わないであろう、Windows+Space に変更することで難を逃れました。
Fri, May 05, 2023
熱収縮チューブでケーブルを色分けしてみました
最近では、Video系はHDMI/Display Port、信号系は USB Type-C で統一されつつある感がしますが、まだまだ古い機種があると、種々のコネクタ形状のケーブルがたくさんあります。USB でも mini/micro なものもありますし、カメラなどに繋ぐケーブルもあります。そして、それらはほとんどが黒色。USB3のタイプAコネクタ内部は水色になっていますが、それを除くとぱっと見ただけでは区別が付きません。
そこで、ケーブルを色分けしてわかりやすくすることを考えました。
手段としてはいろいろあります。テプラシールなどを貼り付けてしまう方法とかが一番楽そうですが、今回はコネクタ部分の補強も兼ね、熱収縮性チューブを使ってみることにしました。
熱収縮チューブとは
熱収縮チューブとは、その名の通り、加熱することで縮まるプラスチックチューブです。色、太さ、性質など、種々の特性を持ったチューブが各社から販売されています。ヒシチューブとかスミチューブとか、商品名で呼ばれることもあります。100均ショップなどでも売っていますが、ホームセンターなどでも取り扱いはあるようです。今回は、秋葉原まで行って買ってみることにしました。秋葉原ではガード下のお店(だいぶ減っちゃいましたけど)で、種々の色を混ぜた、サンプル品を売っていますので。複数の幅のものを買っておきました。
取りあえず試してみる
今回入手したものは住友電工が作っている、スミチューブでした。おおよそ熱を加えると径が1/2くらいになります。そこで、比較的径が細い所に使ってみることにしました。
加熱はヘアドライヤーでは無理で、高熱が出るヒートガンとかが必要です。今回ははんだごてを使う事にしました。たまたま従来から使っていたものが壊れてしまった(電源線が切れた)ので、新しいものを手配。新品なのできれいな部分を直接熱収縮チューブにあてて縮めることにしました。あまり熱を加えすぎると、ベースの方のケーブルを痛めてしまうので、思うようには縮まりませんでした。また、伸縮率が1/2くらいなので、大きな段差がある所では、収縮しきれなかったというのもありました。
まるごと覆うのは諦める
段差がある所を覆うのは無理そうと諦め、コネクタ部分の一部を覆うようにチューブを付けて見ることにしました。それだと手軽ですぐに判別がつきます。ただ、コネクタ部分は結構分厚いので、買ってきたサンプル品では、タイプAのコネクタにはうまく入りませんでした。Type-C のコネクタにはうまい感じで入ったので、そちらだけ付けて見ました。
こうすればぱっと見てなんだかすぐに分かるかなと思います。
Sat, Jan 28, 2023
別解:openSUSE 15.4にアップデートしたらemacsが初期ファイルを読まなくなった
openSUSE 15.4 では、emacs が動かなくなることがあります。その問題と、暫定的な解決方法は、https://blog.geeko.jp/syuta-hashimoto/3113 に書かれていました。
しかし、今試してみたところ、rpm -e コマンドで、hunspell,hunspell-tools を抜くことで、emacs を問題なく起動することが出来ました。
emacs がうまく起動しなかった場合、上記の方法も試してみてください。
Sun, Dec 25, 2022
2022年のふりかえり
openSUSE Advent Calendar 2022 にご参加ありがとうございました。
最終日は毎年恒例の1年のふりかえりをしたいと思います。
5月
OSC/Online 名古屋に参加し、久しぶりにまとまったセミナーを開催しました。タイトルは「たまには日本語入力 Mozc の話でもしようか〜新機能の紹介とコードコミットができないプロジェクトとの関わり方」で、Tumbleweed では既に配信されている開発が再開後のバージョンの Mozc をパッケージングするにあたり、やってきたことをまとめてみました。
7月
openSUSE Leap 15.4 のリリースパーティをオンライン(Gather Town)で開催しました。
8月
コミックマーケット C100 に参加し、Geeko Magazine 2022夏号を頒布しました。台風が近づく荒天での開催でしたが、来場者数の上限が引き上げられたこともあり、久しぶりの賑わいを感じることができました。
9月
ODC 2022/Online に Cross Distro Developers Camp (XDDC) の名義で参加しました。「Linux ディストリビューション開発の近況」というタイトルで、Debian、openSUSE、Ubuntu の開発の近況について話をしました。
10月
openSUSE.Asia Summit 2022 を開催しました。昨年は完全なオンラインでしたが、今年はオンラインのイベントに加え、オフラインサテライト会場を東京、台北、ジャカルタに用意しました。オフライン会場ではオンラインでの発表を一緒に聴講したり、各地域ごとの講演を行いました。オフラインでの懇親会も久しぶりでした。
OSC Online/Fall では、修太さんが「YAML に書いた宣言的な定義から VM を作ってみた 〜一般のご家庭向けver〜」というタイトルで発表しました。
11月
オフラインでの展示が復活したということで関西オープンフォーラム2022に参加しました。
12月
openSUSE Advent Calendar 2022 を開催しました。今年は無事に完走できました。
12月31日にコミックマーケットC101に参加し、Geeko Magazine 2022冬を頒布します。
まとめ
後半から少しずつ対面のイベントが増えてきた1年でした。
来年は OSC も展示イベントを東京・名古屋で開催することになっており、参加イベントも増えそうな気がします。来年も引き続き、openSUSE ユーザ会の活動にご参加ください。